2012年4月2日ノビスケ※を救え!!
どんなビジネスも、売り先×売る物、すなわち、お客さん×商品の組み合わせを増やし続けることが、なによりたいせつです。
増客活動も、新商品開発も、すべてこの行働の範疇(はんちゅう)に収まります。
ここで、【ビジネス・マトリックス】と名づけた表のイメージをみなさんと共有したいと思います。
縦軸が売り先です。そして、横軸が商品。縦横に升目を作ってみてください。
10行×10列なら100個、1000行×100列なら100,000個の升目(セル)ができますね。
この中で、「既にある」組み合わせ、たとえば○○産業さんにピンクプチが売れているのであれば、
縦軸=○○産業さん、横軸=ピンクプチの交わるところの升目(セル)を青く塗ることにします。
10行×10列なら100個のセルのうち、20個が「既にある」組み合わせなので、青く塗られたとイメージしてみてください。
この組み合わせのビジネスがなくなると、たとえばライバル社にとられると、私たちは、たいへん悔しく思い、
なんとかして「取り返したい」と焦ります。
これは、正常な「生存本能」です。
次に、五年後の未来を想像して、「未来にあるだろう」あるいは「未来にあって欲しい」組み合わせ、
たとえば☆☆産業さんに新商品■■が売れているのであれば、縦軸=☆☆産業さん、
横軸=新商品■■の交わるところの升目(セル)を黄色に塗ることにします。
この組み合わせのビジネスがなくなっても、つまり、実現しなくても、私たちは、のんびりしたものです。
本来であれば、青いセルが消えたのと同様、たいへん悔しく思い、
なんとかして「取り返したい」すなわち「実現させたい」と焦るべきであるにも、かかわらず、です。
私たちは、目の前に見えていないものに対しては、実に鈍感です。
しかし、【ビジネス・マトリックス】において、青いセルと黄色いセルの価値は、明らかに同等です。
目の前に見えていないものに対してこそ、想像力をたくましくして、強くイメージし、
それがまだ現れていないことに、危機感を覚えるべきなのです。
堤防にたとえると、解りやすいかもしれません。
既にある堤防が決壊すると、大慌てで復旧しますが、新しい堤防の建設が一年遅れてもあまり慌てない。
これは、不合理と考えます。
機会損失という言葉があります。設備が壊れたり、お金をなくしたりすると、
目に見える損失が発生しますが、ビジネスチャンスを見逃し続けることによる目に見えない損失に対しても、
経営学では、同等の扱いをします。
以上のことより、増客の遅れ、新商品開発の遅れは、既存の取引を失うのと同等の危機的な事態だということになります。
未来の(まだ生まれていない)ノビスケの幸せのためにこそ、私たちは、日々頑張るべきなのです。
※ノビスケ・・・ドラえもんに登場するキャラクター(のび太としずかの一人息子)
(c) 藤子プロ・小学館より
参考にした映画「 ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」
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2011年11月22日〜12月12日守るもの/捨てるもの(2)
第一回目はこちら。
第二回目の今日は、「指示の形/魂」です。
Rさんは、会社で、二回叱られました。
一回目は、指示者の指示に矛盾を感じたものの、言われた通りに行動したら、叱られました。
「人間だれしも、言い間違いはあるよ。どうして気を利かせない!第一、それでは意味が通らないじゃないか」と、叱られたのです。
二回目は、これに凝りて気を利かせたつもりだったのですが、裏目に出ました。結果として指示者の意図を、ねじ曲げてしまったようです。
「なぜ、言われた通りにしないか!」と一喝です。
指示には、形と魂の両面があります。言葉を換えれば「手段と目的」です。
木村博光先生の教え「目的先行・手段全開」が示すように、目的は手段より上位にあります。
手段が目的を磨く(形と魂の相補相生)ことはあっても、手段が目的(こうしたい・こうありたい)に先行することはありえません。まず、このことを確認しておきます。
さて、Rさんは、どうしたら良いのでしよう?
文字通りの意味で「言われた通り」に徹するのは、もちろんダメです。
経営方針に反する命令を部長がした場合や、法律違反の指示を社長がした場合に、指示の無効性を主張する余地をどうしても確保しなくてはなりませんから。
かと言って、指示の詳細をないがしろにして良いという話ではないはずです。
さて、今回のケースで、守るべきは何か?
答は、「魂」です。すなわち、指示の【目的】です。
【目的】を伝えない指示者に対しては、堂々と「ご指示の【目的】を、教えてください」と尋ねましょう。
指示者と被指示者の間で【目的】が明らかに共有されている場合を除いて、指示の【目的】を省略してはならないのです。
【目的】さえ共有されれば、
(1)手段に関する、指示者の言い間違いや勘違い・記憶違いを正すことができます。
(2)さらに優れた手段を提案することができます。
(3)不測の事態が現れても、臨機応変に対応することができます。
「魂」が共有されないうちは、止むを得ず「形」を厳密に踏襲するしかありません。
さもないと、冒頭の第二の例のように「なぜ、言われた通りにしないか!」と叱られてしまいます。
また、どんなに厳密に「形」を踏襲したとしても、指示者の言い間違いや勘違い・記憶違いを修正することはできません。
したがって、冒頭の第一の例のように人間だれしも、言い間違いはあるよ。
どうして気を利かせない!第一、それでは意味が通らないじゃないか」と、叱られてしまいます。
守るべきものは「魂」、捨てるべきものは「形」。これが今回の結論です。
第二回「指示の形/魂」を、お開きとします。
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2012年1月11日龍の強い理由
龍がなぜ強いかを、考えてみました。
(1)破壊力のある牙&爪。(さらに火炎)
(2)柔軟な身体。
(3)空を飛ぶ能力。
いうなれば、
(1)熊
(2)大蛇
(3)猛禽類
の「いいとこ取り」をしたキメラではないかと、思い至りました。
これを、会社の生存能力に当てはめると、次のようになります。
(1)品質力・コスト力・納期力・開発力のような、【お客様・社会を満足させる力】
(2)改善力・報連相力・から破り力のような、【変幻自在に構造を組み替える力】
(3)ライバル会社にない発想の軸を、活用し続けていること。すなわち【飛翔力】
経営は「環境適応業」と呼ばれています。時に飛翔して状況を俯瞰し、変幻自在に構造を変えて生き抜いていく・・・そんな龍の姿を会社は目指すべきなのかもしれません。
時には牙を剥く必要もありましょう。しかし、年中それでは、血まみれのエコノミックアニマル。大切なのは、そして、より重点的に磨くべき会社力は、牙や爪ではなく、むしろ柔らかい躯体と力強い翼であると知りました。
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