サステナビリティ
社会のために、地球のために、できること
地球のくうきを主材料として使わせていただいている川上産業は、くうきに恩返しすることで未来を変えると信じています。
プラスチック製品をつくる企業として社会的責任の重要性を認識し、社員一丸となって取り組んでいます。
環境
CO2排出量の削減
美しいくうきを維持するため、地球温暖化を防ぐため、CO2の削減に努め続けています。これまでの主な活動は4つです。
2021年3月の
バイオ原料の使用による
CO2排出の削減量
11,038 kg-CO2
石油由来のPEと再生プラのCO2排出量は経済産業省LCAデータより、バイオPEのCO2排出量はBraskem試算より算出。
- 製品の軽量化
- プチプチの中でも、もっとも需要の多い「40系(標準粒サイズのもの)」の形状を改良し、強度を維持した軽量化を実施。
この実施による、2004年4月~2008年3月のCO2削減量 は1,800t。 - 再生原料の使用
- いわゆる正規原料の使用を最低限に抑え、各工場の近隣から調達した再生原料を積極的に使用。現在では、プチプチ全体での再生原料の使用率は80%を超えています。
(再生原料化に因る削減CO2=7,200t/Y)(10年4月~11年3月の値)
リサイクルの取り組みはこちら - バイオプラスチックの導入
- 育成段階でCO2を吸収しているため廃棄物として焼却される際のCO2排出量をゼロ(カーボンニュートラル)とみなすことができるサトウキビ由来の原料『グリーンポリエチレン』を使用した商品を製造しています。
バイオプチの詳しい情報はこちら
エアピロの詳しい情報はこちら - 工場の分散化
- 比較的小規模な工場を、全国に分散させることに因り、工場からお客様までの輸送距離を最小化するよう、再配置を続けています。
(工場分散化に因る削減CO2=800t/Y) - 川上産業CO2排出量削減
プラごみゼロ化への取り組み
プラスチックごみを少しでも減らすため、メーカーが自社製品に限り自治体地域を越えて廃棄物の処理を行うことができる、広域認定制度の認定を2009年3月31日付にて取得しました。
さらにプラスチックごみのゼロ化を目指し、自社製品に限らずお客様から回収したポリオレフィン包材を原料に製品を製造し、再びお客様の元へお届けする「ループリサイクル」の輪を広げています。
エコアクションへの取り組み
2011 年に、環境省主催の環境に関する認証制度である「エコアクション 21」に認証・登録されました。エコアクション 21 の認証取得を通じて環境問題への取り組みを積極的かつ継続的に取り組んいます。
SDGsへの取り組み
川上産業は「くうきとともだち」をスローガンにCO2削減に取り組んでいます。プチプチとプラパールは、リサイクル原料を積極的に使用しております。使用後の当社製品回収BOX設置でリサイクル活動を推進しています。
グリーンマークの
取得
プチプチの芯には古紙70%以上の紙管を使用し、グリーンマーク商品に認定されています。
環境負荷物質の使用削減、禁止
環境保全のため、RoHS 指令・REACH 規制などの環境規制や、お客様からの要求に基づいて環境負荷物質の使用禁止・削減に取り組んでいます。
コミュニティへの参画
災害支援活動
緊急災害時など社会的に高度な支援が求められる状況において、公共企業として可能な形での寄付を行っています。災害避難時の生活空間・衛生環境の改善をはじめ、弊社製品を活用した無償あるいは有償での協力を、要請に基づき実施いたします。
- 2010年 チリ落盤事故支援活動
- 2010 年8月5日に南米チリのコピアポサンホセ鉱山で、33名の作業員の方が地下の坑道内に69日間も閉じ込められるという落盤事故が発生し、長期間閉じ込められたままの生存者のメンタルヘルスケアの一助になればとつぶす専用のプチプチ「プッチンスカット」を駐日チリ大使館を通じて寄付。
- 2011年 東日本大震災支援活動
- 震災直後の厳しい寒さを少しでも暖かく過ごしていただけるよう、岩手、宮城、福島、茨城、埼玉の避難所にプチプチ、発電機、水、食料などを寄付。 長期間に及ぶ避難所へは、耐久性の高い仮設更衣室などを寄付。
- 2016年 熊本地震被災地支援活動
- 避難所や病院に、プチプチ、仮設スペース(QS72)、水や食料などを寄付。
- 2011年「ザ・机」を送ろうプロジェクト
- 長い避難所及び仮設住宅での生活では、台・机がないと日常生活が始まらないと思い、引き出し付きの座卓を被災地の子どもたちにプレゼント。東京から発送する際には、東京の小学生が梱包を行い、被災地の小学生宛に手紙を同封しました。
【企画・実施】OIKOS研究会(災害支援連絡事務所)
【協賛】日本インテリアプランナー協会、日本インテリア設計士協会 他
【デザイン】KDアトリエ
【資材】川上産業株式会社、株式会社アースダンボール、株式会社中川ケミカル、絵手紙株式会社
プチプチ活用術の
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プチプチには、空気のちからによる断熱保温効果があります。これまでに、防寒に役立ったという声をたくさんいただく事ができ、もっと多くの方々にも「プチプチはあったかい」という事を知ってもらい、いざという時の役に立てるよう、プチプチ製品(銘柄:d40L)のパッケージにその活用術を載せています。
組織統治
事業継続計画
(BCP)
川上産業株式会社は、災害などの緊急時、お客様・お取引先様・従業員を含めた全てのステークホルダーへの影響を最小限に抑え、可能な範囲で業務を継続し、迅速に復旧することが、企業の社会的責任であると強く認識し、2009年より事業継続計画(BCP)を策定し運用しています。
事業継続計画
推進体制
本計画では、『業務を継続する』だけでなく、『全従業員、およびその家族の安全を守る』ことを目的とし、大地震、台風、水害、火災等の自然災害、電力・ガス・通信・システム障害等の社会的インフラや情報インフラの機能停止、新型インフルエンザの流行等の人的問題、取引先企業の業務停止等、様々な緊急事態を想定し、それぞれに対する対応方針を定めています。また、広域災害発生時には、周辺地域住民に対する人命救助活動や、地域への貢献活動を行います。
- 事業継続計画推進体制
- 川上産業株式会社では、緊急時の対応方針を検討する体制として、川上産業株式会社代表取締役社長を責任者とする管理体制を設置しています。また平常時より、会社や従業員を取り巻く様々な緊急事態を想定し、それらが発生したときに、冷静かつ適切な行動をとるための事前準備、教育・訓練を行い、事業継続計画を推進しています。
- 事業継続計画推進体制:災害時に必要となる備蓄品や機材は、必要なときに確実に使用できるよう、適切に保管し、点検を行っています。
- 教育訓練の実施:全国の各拠点において、全従業員を対象に事業継続計画に関する教育を行っております。避難、防災訓練、安否確認等、災害発生時を想定した各種訓練を定期的に行っています。
- 影響を最小限にするための施策
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- ①主要な設備には需要電力計を取り付けて生産調整を行う。
- ②昼休みは24時間稼働の生産棟以外は照明を消灯する。
- ③夏場の暑さ対策としては扇風機を活用しエアコンの使用を制限する。
- ④電力規制時間帯には電力負荷の少ない製品の生産を行う。
- ⑤ユニフォームの見直しを行い、厚さ、寒さに対応した服装に変更した。