リサイクルへの取り組み
私たちは地球のことを本気で考えます。
日本におけるプラスチックの生産量・廃棄量


日本でのプラスチック生産量は毎年約1,000万tにもなります。そしてほぼ同量の900万tが廃棄されています。
そのうちプチプチの主原料でもあるポリエチレンの廃棄量は、約300万tです。更に原料として再利用される量はたったの33万t*ほどです。
プラスチック循環利用協会資料より
プチプチの80%以上が「再生原料」です
プチプチの再生原料比率

プチプチはポリエチレンを主原料としています。ポリエチレンはレジ袋と同じ材質でリサイクルができます。
年間約2万tのポリエチレンを使っている当社では、2008
年から積極的にリサイクルに取り組み、工場から排出される廃プラスチックや、使用済みプラスチックからできる「再生原料」を主原料としたプチプチを作り始めました。
現在では、プチプチ全体の80%以上が「再生原料」でできています。再生原料を使用することは、プラスチックの焼却処分によるCO2排出量を抑えることにも繋がります。
川上産業のリサイクル活動
プチプチをリサイクル
プラごみゼロ化への取り組み
ループリサイクル
当社では自社製品に限らずお客様で使用済みとなった気泡緩衝材やポリ袋、ストレッチフィルムなどのポリオレフィン包材を回収しています。
回収後、分別し、再生原料メーカーで再ペレット加工を行い、再び製品としてお客様に使用していただく「ループリサイクル」の輪を広げ、プラスチックごみのゼロ化を目指しています。

ループリサイクル対象のプチプチ
通常のプチプチ全般 / エコハーモニー全般 / ピンクプチ / バイオプチ / 通常のプラパール全般(PP素材のラミ材、部材の場合) / 当社製品に限らず、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン包材(再生するためにはお客様により、材質ごとに分別していただく必要があります。)
回収対象によって製品化されたものが、ループプチ、ループプラパールになります。
広域認定
環境改善企業として環境省より2009年3月31日「広域認定制度認定」を取得し、広域再生利用指定産業廃棄物処理者の認定を受けました。
認定を受けたことにより、弊社製品が使用後産業廃棄物となった場合に、弊社がそれを回収し、再生利用することが可能になりました。
対象エリア:全国各都道府県
「ループリサイクル®」システム 企業導入事例
日本通運株式会社 様
日通海外引越ではプチプチをたくさん使います。
この特徴のため、まず取り組んだことは使うプチプチの見直し。薄いプチプチでの2重巻から、コシがあり丈夫なプチプチでの1重巻に変えることで、現場の作業効率もUPしました。そしてもう1つの大きな取り組みがプチプチとのリサイクルの輪です。分別された使用済みプチプチはループリサイクルの流れにのっとり、新しいプチプチへと生まれ変わり、ふたたび引越し時の梱包に使われます。
積水ハウス株式会社 様
積水ハウスは建物を新築する時やリフォーム時に、全ての現場で職人さんが地道に建築廃棄物を27種類に分別します。それを全国にある「資源循環センター」に集め、さらに手作業により最大80品目に分別します。そのようにして分別された建築廃棄物は自社でリサイクルしたり、リサイクル業者に委託して再資源化します。もう一度、建築材料やプチプチなどに生まれ変わる「マテリアルリサイクル」をはじめ、素材へのリサイクルが困難なものはエネルギーとして再利用(サーマルリサイクル)されています。
積水ハウスでは、新築やリフォームの際に現場でたくさんの建築資材を使います。その建築資材はほとんどがプチプチに包装されてくるので、現場では使用済みプチプチがたくさんでます。
積水ハウスと川上産業では、ループリサイクルに取り組んでいます!
プチプチその他ポリエチレン原料の回収のご依頼、リサイクルに関するお問い合わせはこちら
その他リサイクルへの取り組み
1. 有色再生原料の使用
再生原料の中でも透明のものは製品に使いやすく、人気があります。
しかし、色の付いた原料は、黒いゴミ袋が無くなって以来あまり活用されていない事を知り、うまく活用できないかと開発をはじめ、2009年に色にこだわらない「エコハーモニー」ができました。発売当時は使用する再生原料によって、青~緑の色でしたが、今では使用する再生原料の幅が広がり、プチプチの色も紫~緑に広がりました。

2. 回収ボックスの提供
企業や公共団体のリサイクル活動に賛同し、回収ボックスを提供しています。
(京都大学SDGsぬいぐるみ回収ボックス、野木小学校リサイクルボックスなど)
