リサイクルへの取り組み

川上産業では、2004年から再生原料の使用を始めました。
気泡緩衝材トップメーカーとして、事業活動全体でプラごみゼロ化と資源の有効活用、CO2排出量削減に向けたプラスチック資源国内循環のプラットフォーム構築に取り組んでいます。

プラスチックの国内循環

プラごみゼロ化と資源の有効活用、CO2排出量削減に向け、自社製品に限らずお客様で使用済みとなった気泡緩衝材やポリ袋、ストレッチフィルムなどを回収し、再び製品化するプラスチック循環のプラットフォーム構築に取り組んでいます。
この循環を「ループリサイクル」とし、お客様から回収した後分別し、再生原料メーカーで再ペレット加工を行い、製品になります。

→川上産業のビジョン

使用済みプラスチックの回収(ループリサイクル)

自社製品であるプチプチ®(気泡緩衝材)を中心に、工場や店舗などで使用されたポリ袋やストレッチフィルムなどの素材を、プラスチック再生提携事業者と協力して回収し、再生製品として製造しています。この取り組みは「ループリサイクル」と称し、回収先の皆様には、分別にご協力いただきながら、再資源化に取り組む循環システムを共に築いています。今後もさらなる循環のシステムの拡大を目指しています。

使用済みプチプチ®の回収(プチプチリサイクルプロジェクト)

プチプチ®はリサイクルできる大切な資源です。 一般家庭などから出る使用済みのプチプチ(気泡緩衝材)を回収する「プチプチリサイクルプロジェクト」を2021年から行っています。 自治体や学校、公共施設などに専用回収ボックスを設置し、全国各所への設置を目指しています。

再生原料の使用

1968年にプチプチ®の製造を開始し、2004年から再生原料の使用を始めました。
当時、再生原料を使用して商品としての品質を確保することは非常に難しく、世の中には再生原料を使用している商品は殆どありませんでしたが、独自に研究開発を行い年々再生原料の使用率を引き上げ、2025年までに100%を目指し、今ではプチプチ®全体の90%以上に再生原料を使用しています。 使用済みのプチプチ®なども配合し、さらなる資源循環に貢献しています。

主な再生原料使用商品

再生原料の物性コントロール

再生原料の調達は、求める物性を持つものを見つけることが非常に困難です。そこで、成形用途に合わせて再生原料の物性を成形加工しやすい性質にする調整を行っています。自社で発生した不要なプラスチックを再利用したい企業様や、再生原料の取り扱いに慣れていない加工メーカー様のお手伝いができます。再生原料の配合に関する提案だけでも可能ですので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

啓蒙活動

プチプチ®が資源としてリサイクルできることを知ってもらうため、学校での授業や商業施設でイベントを行っています。プチプチ回収や簡単な再生の体験ができます。

行政、企業との取り組み

プラスチック資源国内循環は、1つの企業でできるものではありません。様々なコミュニティとともに取り組むべく、JCEPに加盟するなど行政の事業に積極的に参画しています。

GREEN SEA瀬戸内ひろしま・プラットフォームへの活動に参加しています。
GREEN SEA瀬戸内ひろしま・プラットフォーム

「さっぽろエコメンバー」として登録されました。(登録区分レベル3)
※環境にやさしい取り組みを自主的に行っている事業所を「さっぽろエコメンバー」として登録する制度です。
さっぽろエコメンバー登録制度概要

食品廃棄物の利用

プラスチック以外にも廃棄されてしまう卵殻や蕎麦殻などを利用した商品開発を行っています。
たまぷち