プチプチ文化研究所

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プチプチに最適なハサミを探せ!プチプチハサミ選手権

プチプチに最適なハサミを探すべく、スパスパアンバサダーの素敵な皆様に川上産業株式会社東京本社会議室にお集まりいただき、プチプチハサミ選手権を開催しました。

【参加者】五十音順 
妄想工作所 乙幡啓子さん(写真中央左)
おもちゃクリエーター 高橋晋平さん(写真右)
文具王 高畑正幸さん(写真中央右)
イラストレーター つぼいひろきさん(写真右から二番目)
エコードワークス フクサワタカユキさん(写真右下)
現代美術二等兵 ふじわらかつひとさん(写真左から二番目)
杉山彩香 プチプチ文化研究所所長(写真中央下)
児玉知宏さん 川上産業(写真左) 

【エントリーされたハサミ】

No.1カットワークはさみ115【クロバー(株)】
No.2事務用はさみ S-165【林刃物(株)】
No.3フィットカットカーブ プレミアムチタン【プラス(株)】
No.4 HASA 001【コクヨ(株)】
No.5 HASA 002【コクヨ(株)】
No.6 ネバノン 170mm【丸章工業(株)】
No.7 裁縫用ハサミ プロ用【FISKARS】
No.8裁ちばさみ 標準型【庄三郎】
No.9ジャストサイズはさみ L【林刃物(株)】
No.10万能分別ハサミ【サンスター文具(株)】

所長「皆さま、本日はお集まりいただきましてありがとうございます。」

高畑正幸さん「こうやって、横に並べてみると、ハサミに明らかな違いがあることが分かりますよね。」

高橋晋平さん「プチプチを切った感じの切れ味は、8番裁ちばさみ標準型が最高。他も切れ味は申し分ないですね。僕は、手を痛めているから、持ったときに指が痛くならないこと、疲れないことを重視しました。3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは指が痛くないのが大きなポイントで、チョキチョキした時の感触、あ、僕、感触フェチなんですが、最初から最後まで引っ掛かりがなく、クリック感が変わらない、途中でチョキっとなって、音もチョキチョキするのが心地よかったです。そして、デザインもかっこよくて、グッズとしてもっていたいと思いました。」

フクサワタカユキさん「『今から、プチプチ切るぞ!』と思った時に、どれを手にするかを基準にしました。
3番フィットカットカーブ プレミアムチタン
6番ネバノン 170mm
4番HASA 001
7番裁縫用ハサミ プロ用
8番裁ちばさみ 標準型
9番ジャストサイズはさみ Lは特別賞的な位置です。 3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは大きさが手ごろで手軽に使いやすく、指を入れる孔のサイズ感もちょうどよいと思います。実は、3番フィットカットカーブ プレミアムチタンのプレミアムチタンではない方を普段使っているので、プレミアムチタンには憧れがあります。今日、この会が終わったら、このあとすぐに買いにいきたいぐらい。小回りが利きやすい、ということで6番ネバノン 170mmもいいですね。8番裁ちばさみ 標準型は、魔王を倒せる伝説の剣でステーキ肉を切るようで、プチプチを切る視点では強すぎると思いました。9番ジャストサイズはさみ Lは長すぎて切りにくいが、ロール状で縦長なプチプチを一気に切るなど、限定的な条件の時に強そう。チームに入れておきたいスーパーサブ的存在だと思ったので勝手に特別賞を設けさせてもらいました。」

つぼいひろきさん
「8番裁ちばさみ 標準型
7番裁縫用ハサミ プロ用
5番HASA 002 9番ジャストサイズはさみ L
3番フィットカットカーブ プレミアムチタン
8番裁ちばさみ 標準型は明らかに過剰ですが圧倒的に切れ味がよかったです。おばーちゃんちにあったなというノスタルジックな気分になりました。家に置いてあったら、かっこいいなと。指が3本入るフィット感がよかったです。とはいえ、自分で買うなら、お値段のこともあるので、結局5番HASA 002かな。」

つぼいひろきさん「指を3本入れたいんですよね。」

高畑正幸さん「人差し指を前にかけて欲しいとメーカーはいっています。」

つぼいひろきさん「あー!なるほど、そうすると・・・評価が一気に変わります。」

ふじわらかつひとさん「3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは、自宅で使っています。形やデザインの進化ではなく、切れ味を進化させた、ものすごい発明で、登場時から使っています。それでいて、手ごろで使い勝手がいい。チタン大好きでチタンに弱い、というのもあります。
6番ネバノン 170mm
2番事務用はさみ S-165
4番HASA 001
5番HASA 002
他のも手ごろなサイズ感がいいものを選びました。裁ちばさみや重いものはプチプチを切るには怖いな、と。」

乙幡啓子さん
「5番HASA 002
7番裁縫用ハサミ プロ用
3番フィットカットカーブ プレミアムチタン
6番ネバノン 170mm
2番事務用はさみ S-165 5番HASA 002は安定感、重量感で安心感がありますね。パッと持った時にすぐに使えるグリップがいい。7番裁縫用ハサミ プロ用は「切るぞ!」と、ちゃんと準備しないと持てない感じもあるが、逆にそれが、包まれているという安心感がありました。非力なので、その危うさから重量感がほしい。プチプチを自宅で使うのは時間がない時です。バタバタなのでザクっとガっといけるかと考えた時に7番裁縫用ハサミ プロ用より5番HASA 002のほうがバランスが良かったです。」

児玉知宏さん
「3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは、普段、現場でも使っています。プチにひっかからず、スイスイ切れて軽さもあるので長い時間使う現場では重宝しています。値段も手ごろでいい。
9番ジャストサイズはさみ Lは、200mmぐらいまでであれば、一発で切れて、蛇行しないのが魅力。品質面の向上を期待して、現場でも取り入れたいです。
他には、4番HASA 001、5番HASA 002、6番ネバノン 170mmが使いやすかったです。」

高畑正幸さん
「6番ネバノン 170mm
3番フィットカットカーブ プレミアムチタン
5番HASA 002
8番裁ちばさみ 標準型
4番HASA 001
8番裁ちばさみ 標準型はめっちゃ切れるが、普段プチプチを切るには勇者の剣的で、ちょっと切るには重い。6番ネバノン 170mmと3番フィットカットカーブ プレミアムチタンはどちらも軽くて使いやすいですね。開閉する時の楽さは3番フィットカットカーブ プレミアムチタン。6番ネバノン 170mmは、刃が薄くて切るときの切れ味が、厚みのあるハサミとは違いますね。開閉は渋いが、切るときに手術用のメスのように精度良く切れる感じがありました。手ごろに使えて安心感がある、案外普通のハサミに落ち着いた感じがします。コスパも含めると3番フィットカットカーブ プレミアムチタンですかね。」

フクサワタカユキさん「6番ネバノン 170mmは、かっこいい!ですが、3番フィットカットカーブ プレミアムチタンと比べると値段3倍なんですね!!」
高畑正幸さん「8番裁ちばさみ 標準型の6千円もすごい!庭いじりにブルドーザー買うみたいな感じですね。」
つぼいひろきさん「8番裁ちばさみ 標準型の小さい版があるといいな。日本刀みたいですよね。」
高畑正幸さん「日本刀の技術で作られているんです。まったくプチプチの山が関係なく切れる。山を感じながら切れるのが3番フィットカットカーブ プレミアムチタンのいいところかな。」

【順位発表!】

1位 3番フィットカットカーブ プレミアムチタン 28点


2位 5番HASA 002 18点


3位 6番ネバノン 170mm 16点

4位 7番裁縫用ハサミ プロ用,
   8番裁ちばさみ 標準型 11点

5位 4番HASA 001 9点



高畑正幸さん「3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは、圧勝で、異論がなさそうですね。高橋晋平さんが途中で「見えた」といっていたけど、評価基準が見えた感じ?」

高橋晋平さん「非力なのでより軽さや指が痛くならないことを敏感に感じます。疲れないのは大きい要素です。気持ちよさ。価格も気にしました。3番フィットカットカーブ プレミアムチタンのコスパはすごい。」

高畑正幸さん「7番裁縫用ハサミ プロ用、8番裁ちばさみ 標準型が同率ですが、性格はだいぶ違いますよね。」

フクサワタカユキさん「7番裁縫用ハサミ プロ用が手に合う人と合わない人で評価がわかれるかも。」

高畑正幸さん「手の小さい人はこれは評価しないでしょうね。」

高橋晋平さん「日本VS欧州、武者ガンダムとナイトガンダムみたいな違いですね。」

高畑正幸さん「造り、グリップの作り方、思想が対極的ですね。」

高橋晋平さん「初めての形のものを扱うのはむずかしい。」

高畑正幸さん「商品の品質のがよくなる、自分が切って楽よりは出来上がったものにこだわるのですね。」

ふじわらかつひとさん「手軽さの優先度が高いかな。」

高橋晋平さん「忙しい時に9番ジャストサイズはさみ Lは、持てないと思う。」

乙幡啓子さん「やってられない!となりそうですね(笑)」

フクサワタカユキさん「8番裁ちばさみ 標準型、9番ジャストサイズはさみ Lは文具というより凶器。怖くて部屋に置いておけない(笑)。8番裁ちばさみ 標準型は床の間に飾りたい感じですね。」

高橋晋平さん「大学時代に感性工学を学んでいて、ロボットが人に恐怖心やストレスを与えずにどのように工場で動くのがいいか、を研究していました。その観点からすると、1番カットワークはさみ115のとんがりも怖い。3番フィットカットカーブ プレミアムチタンは先端の鋭ささもちょっとやわらかいから恐怖心が少ない感じがします。」

高畑正幸さん「プチプチを梱包材では無く、作品として使うことはありますか?」

乙幡啓子さん「考えたことはあります。うちのハサミがプチプチに向いていない物ばかりなので、どうしようかなと思っていました。自分で買うとしたら6番ネバノン 170mmかな。するどくて怖いという話も出ましたが、工作用となると、とがっているとターゲットに目掛けやすい。それが切れ味を凌駕するという、イメージがあります。「医療用」というのも、ぐっときます。」

高畑正幸さん「2番事務用はさみ S-165はステンレスの板材からプレスと専用の研磨機械で量産する画期的な量産はさみとして特許がある。板材のフラットなイメージと、アイコニックなかわいい日本のハサミという感じですね。事務用で机に入れておくのはこのぐらいでいいかも。」

乙幡啓子さん「8番裁ちばさみ 標準型は鍛造?」

高畑正幸さん「そうです。後ろは鋳造で、合わせてくっつけています。日本の刃物芸ですね。」

乙幡啓子さん「すごい・・!」

所長「10番は全員スルーでしたね。」

高畑正幸さん「曲がっている良さがでなかったのかも。」

所長「分別用ということですが、プチプチもついているテープなどを取り外すと、またプチプチとして生まれ変わることができます。B to Bではそのリサイクルの仕組みが出来上がっていますが、一般の方の手に渡ったプチプチをどう回収してリサイクルするかが課題で、少しずつプチプチ専用の回収ボックスなどの設置場所を増やしています。

ちなみに、ハサミのいらずの手で切れる「スパスパ」もあります。

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