生産技術職の役割
生産技術職の役割は、「高品質な商品を提供するために、生産設備を導入・維持・改修すること」です。再生原料使用率アップのための開発や改造を行ったり、新規設備の導入のため、設備業者へ訪問して検収を行ったり、生産設備の故障を未然に防ぐための保守をしています。
「プチプチやプラパール/エコリアルボードを、お客様の元へ、必要な時にお届けするために」お客様と直接接する機会は少ないですが、製造オペレーター職や設備業者と連携を取りながら会社を支える、影の立役者です。

特徴
川上産業は、日本で初めて気泡緩衝材の生産設備を開発しました。化学系のメーカーではありますが、一から設備を作り上げる高い技術力やノウハウがあります。近年は、働き方改革の一環として、省力化・省人化・自動化を進めており、社員が快適に働ける環境づくりに取り組んでいます。また、会社が掲げている「脱炭素経営」に則り、省エネ設備やプチプチ・プラパール商品の再生原料使用率をより高める設備を導入し、地球温暖化への対策を講じています。

仕事内容
デスクワークと現場作業の両方を行います。
製造現場から上がってきた要望から、会社方針のミッションまで、仕事の大小はいろいろありますが、いくつかの案件をチームで協力しながら、同時進行しています。
デスクワークとしては、必要なスペックを満たすための方法を関係者で打合せ、仕様書やスケジュールを作成します。仕様が固まり、GOサインが出たら、製図ソフト(AutoCAD、IJCAD)を使用して、設計図を作成します。その後、必要な部品や資材などが決まってきたら、数社から見積もりを取得し、最も条件の良い業者を選定して、購買稟議、発注を行います。全国の工場に生産技術職が点在しているため、情報共有を目的とした会議を定期的に行っており、新技術の導入や、他工場でも展開できる事例などを共有し、会社全体としてのレベルアップを目指しています。また、機械系・電気系の実務知識や設計のスキルを高めるため、各所で研修を行うこともあります。業務に必要な資格は、業務時間内に会社の費用負担で取得できます。
現場作業としては、業者が行う設置工事に立ち会い監督業務を行ったり、設計図を基に必要な部品の製作や購入部品の組み立てを行ったり、不要となった設備の処分に立ち会うといった業務があります。設置や組み立てでは、自身で設計した図面が形になる「モノづくり」の楽しさを実感できます。また、設置後に製造オペレーター職から「使いやすくなった、ありがとう」といった感謝の言葉を直接聞けることが、やりがいにも繋がります。


入社した当初から、化学出身でも先輩方が丁寧に教えてくれるので不安なく仕事ができ、仕事を通して新しいスキルや知識を学ぶことができるので、自分自身の成長を実感できる場が多い点が良かったです。